日本の地域情報の未来(前書き)2024年6月20日

まえがき

日本の地域を語る前に、その条件と環境を知る必要があります。 日本は戦後最も少子化が進み、最早子供を産む、産まないでは無く、 結婚しない層が増えています。 そして地方から女性達は都会に出ていっており、地方で男性の結婚相手が減少しており男性も又都会に集まる流れが止まりません。 それらの原因は複雑かつ、解消は容易ではありません。運命は日本をそのような国にしました。 しかし、私達の人生は続いていきます。 どんな世の中になろうが、私達やその子どもたち孫たちは生きていきます。 どんな未来が待っているか? 現在、その方向性が見えて来たかもしれません。 人工知能です  人工知能のバブルは3回程ありましたが、今回の人工知能の波は以前とは違う感じがします。 勿論、人工知能が日本の問題を解決する分けではありません。 日本は長期に渡り今の問題にたどり着いているので、それが急に解決出来る分けがありません。 又、AIは極めて数学的なので、いわゆるAIそのもののエンジニアリングを覚えるには子供の時から数学をきちんと習わねばなりません。 但し、AIの進化はいずれ人類を超えるでしょうから、その時はほぼAIが仕事をするようになる可能性が高いです。 そうなると、AIとロボットが生産をして国民は遊べる国、例えばサウジアラビアとかはそうなりそうです。 しかし、問題はそこへ到達するまでです。 失業が増える。格差が広がる。能力格差が広がる。。。等が起きるでしょう。 特に日本の地方は悲惨で、基本的に人のいない所は産業が有りません。 どれだけの日本人が意識しているか分かりませんが、農業か林業位しか産業が無いのです。 ただ今回グーグルがAIを使って日本の自治体と組むという事ですが、地方のインフラを活かしてIT企業が地方に分散し、 若い女性がそこで働くようになり、ドローンで日用品を調達出来、コミュニティが出来れば可能かもしれません。 しかし人のいない地方は絶望的に厳しいです。国は分かっているのでしょうか? ただAIは今後の社会のあり方を変えます。 コンピューター脳の道具として存在していました。その進化は止まるところを知りません。1980年代からコンピューターを扱っていた人々は隔世の感があると思います。大型コンピューターが小型になり、閉じた箱がネットワークでつながり、現在はポケットに入る電子通信コンピューターになりました。データはハードディスクの中からクラウドになり、そしてこれからコンピューターは人工知能を持つようになります。(当時の昔話をする人々はテープに穴を開けてプログラミングをしていたという事です。) その人工知能が2024年、爆発しました。主役はサム・アルトマン率いるChatGPTです。AIが何ができるのか、またAIとは何なのかについて理解している人々はまだごくごく一部の人だと思います。ただ、この変化はインターネットの普及と全く違い急速に起きます。

※しかしまだ論争が高いレベルであると言えるでしょう。人間の脳を模したニューロラルネットワークですが、その回路の設計上どのような経路で答えを出すか?がほぼブラックボックス化しているからです。又、その出す答えは読み込ませたデータによるので、読み込ませたデータの信憑性も問題になります。ですので未だ正否の判断は自分でする必要があります。

日本にもAIの技術者はいますが、そのインフラを持っているのは基本アメリカと中国です。AIの主戦場はクラウドだからです。日本でも数社クラウドをやっている会社はありますが、主にGoogle、Amazon、Microsoft、Facebook、いわゆるGAFAMが主になっています。 いわゆるAIの計算は現在NVIDIAというなんとグラフィックボードで有名なチップメーカーが株価で世界一になった事に象徴されます。日本はここでも爪弾きになっています。あえて言えばソフトバンクが一番近道にいるかもしれませんが、世界の城壁に日本が入り込むのは余程の資金力と技術力が無いともはや無理な状況です。(実際、日本には技術力を持っている人々はいます。問題は資金力と先頭を走る情熱を持った人間が必要と言えるでしょう。) この文章をChatGTPに読み込ませ生成させたイメージが上です。 古い日本とスマホと未来のAIが描かれています。AIは指数関数的に全方位に拡張している感じですが、最近は画像に留まらず映像分野がかなり成長している感じがあります。映画は最早個人が作る時代が来年あたりはもう出てきそうです。 ChatGTPの見ている日本のイメージが面白いですね。これらがどう変わっていくのか見ものです。

このAIは量子コンピューターで知能が加速する。

もう一点だけお話せねばならないのが、量子コンピューターです。AIと量子コンピューターが揃ったときに、人類を遥かに凌駕する知能が登場します。その時に人類がどうなるかについてはまだ予測の域を出ません。ただ、多分今世紀中には登場するはずです。 人類は私達以上の知性をしりません。 脳の道具として生まれたコンピューターが人類を超えるとはどういう事なのか。 そうなったときに私たちの未来はどうなるのか、です。

衰退モードの日本

残念ながら日本はもう衰退モードから逃れることはできません。日本は最も重要な時期であった1990年代と2000年代にITの萌芽期に持った才能を逮捕で潰しました。(Winny事件、ライブドア事件) しかし、日本と同様に韓国も中国も日本以上の少子化になっており、両国の未来も順風ではありません。アメリカもまた格差が強烈になっており、移民間の軋轢も増えています。 結局、資本主義は資本を求めグローバル化し、世界中隅々まで利益をむさぼる欲求が中心になり動いてきました。 日本人は日本語というローカル言語の障壁のため、ある意味自然鎖国状態になっています。そのため国内での活動が主戦場になっているために世界情勢に疎いのが実情です。 ただ、国力が弱った国がどうなるのかは歴史が証明しています。スペイン、ポルトガル、大英帝国、そしてアメリカが…。国力も 私たちの人生も海の波のようなものです。高くなったり低くなったり、良くなったり悪くなったり、私たちの世界は一定の状況で安定することはどうやら無いようです。もちろん、良い星の下に生まれた人々もいます。ただそれは圧倒的に少ない人でしょう。大半の人々は貧乏くじを引いてそれでも頑張って生きている人々がほとんどだと思います。

世界中の地域情報を持っているのはグーグル

実は日本の地域情報というか世界の地域情報を持っているのはもはやグーグルです。 日本のNTTやドコモももはや対抗できません。 グーグルのグーグル・マップです。 それはアンドロイド端末から収集した道路情報をクラウドで管理しています。 Googleマップは現在の渋滞情報も表示するようになりました。 しかも世界中マップと連携し、世界中の地域情報を持っているのはグーグルであり、日本の地域情報データはグーグルが日本のあらゆる情報よりも持っていると言えます。

※しかし世界中を走っているのは実はトヨタの車です。トヨタが先見の明があればグーグルより早くもっと情報を集められたでしょう。問題は日本からはこのような企業が生まれない土壌にあると言えます。

全国なびの将来もどうなるかわかりません。 グーグルは当初、悪魔になるなというスローガンを掲げ、悪いことはせずにユーザーと共に成長するというスローガンを掲げていましたが、現在は創業のラリー・ペイジやサーゲイ・ブリンはアルファベットに移り、サンダー・ピチャイというインド人が社長になっています。彼が社長になってからグーグルの方向性はだいぶかわりました。 そしてグーグルへの新たな挑戦者であるChatGTPの拡張はグーグルの予想を超える拡大をしています。 ただ自分の現在の印象はグーグル型の検索とAIは全く違うものという印象があります。 グーグルが今後、どうなっていくのか?地域情報とAIの相性はどうなのか? 私たちも含め、この先どうなっていくのか? 2024年6月20日現在、グーグルと松尾研や大阪等自治体と組むという事ですので、ますます国内企業は力を失っていくと思います。 ただ、日本の地方は少子高齢化の流れを止めなければ衰退の流れは変わりません。 それは自治体単位では無く日本の法的な施策を含めある意味革命的な変革が起きないと無理だと思います。 日本の自治体は、そもそも日本のIT企業を支援すべきです。日本の衰退の流れが止まらないのは彼らの思考が問題なのを自身で認識していない事です。 グーグルはChatGPTの登場でかなり焦っている感がかなりあります。 これからの日本がどうなるのか?時系列を見ながら追っていきたいと思います。

Googleは日本の自治体に働きかけ地域情報にAIを取り入れます。

生成AIで地域課題を解決 グーグルと東大松尾研【WBS】

投稿日:2024-06-17


カテゴリ:医療

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